■化学記号:Fe
■主な作用:酸素の運搬。細胞への酸素の取り込み。エネルギーの産生。
■性質:吸収されにくい
■こんな人にオススメ:貧血気味。成長期の子供。月経のある女性。子宮筋腫や潰瘍の病気がある。痔がある。お茶をよく飲む。

 

通常、成人の体には約4gの鉄が存在します。

 

そのうち60%〜70%は「機能鉄」で、赤血球のヘモグロビンにヘム鉄として取り込まれ、
そこで酸素と結びつき全身に酵素を運びます。

 

残りの30%〜40%は肝臓や骨髄、脾臓などに蓄えられ機能鉄が不足したときに
使われる「貯蔵鉄」として存在します。

 

鉄は体内で再利用されるので、全身にある約4gの鉄分中、排出されるのは1日1mgだけです。

 

機能鉄が不足し、それを補う貯蔵鉄を使い切ってしまうと貧血症状があらわれ、
鉄欠乏症貧血となります。

 

鉄欠乏症貧血は10代〜30代の女性では5%〜10%ほどいるとされます。

効用は

・造血作用  ・脳の働きをよくする  ・全身の機能を高める

不足すると

・鉄欠乏症  ・成長不良

過剰になると

・鉄沈着症(成人)
・鉄中毒(子供)

 

*通常の食事で摂り過ぎることはまずありません。

 

鉄が含まれている食品は

肉 類 :  レバー(牛、豚、鶏)、モモ(牛)
魚介類 :  ひじき、岩のり、赤貝、サンマ、アサリ、カツオ、ハマグリ
野菜類 :  菜の花、小松菜、切干だいこん
豆 類 :  大豆、いんげん、納豆、油揚げ

 

 

鉄の摂り方は?

 

鉄は体内に吸収されにくい性質があります(吸収率は約15%)。 吸収率をアップさせるにはビタミンCやたんぱく質と一緒に摂ることをおススメします。

 

コーヒーや紅茶、緑茶などのタンニンを含む食品は体内で鉄と結びつき、タンニン鉄となり吸収を妨げてしまいます。

 

「機能鉄」が十分になっても、「貯蔵鉄」が満たされるのには時間がかかるため、改善したあとも3ケ月は気をつける必要があります。

 

また、食生活などを見直して、鉄が欠乏した原因を明らかにしないと、また再発する可能性があります。